サンタの学校へようこそ!
2024.12.18
12月7日(土)、街がすっかりクリスマスムード一色のなか、日本女子大学でも毎年恒例となった地域の方々と楽しむクリスマスイベントが開催されました。
本イベントは、人間社会学部社会福祉学科の黒岩亮子(くろいわりょうこ)准教授が主宰する地域福祉ゼミと社会連携教育センターが主催し、今年で4年目の開催です。
毎年、イベントのコンセプトやプログラムを地域福祉ゼミに所属する3年生たちが考え、当日の運営には社会連携教育センターが募集した有志ボランティアの学生たちも参加しています。
今年のテーマは「サンタの学校へようこそ!」。参加者は「サンタ見習い」として一人前のサンタクロースになるために、学生が考えた3つのプログラム(「ホームルーム」「工作」「体育」)に取り組みます。学生たちは頭にトナカイの角をつけ「召使トナカイ」として、参加者をサポートしました。
ビンゴからボッチャまで
参加者同士の交流も考えた多彩なプログラム
サンタの学校はホームルームから始まりました。ホームルームでは、クリスマスビンゴと三択のクイズを実施。ビンゴが揃ったり、クイズに正解すると召使トナカイからクリスマスシールをもらえます。ホームルームの最後には、チームごとに準備されたクリスマスツリーを集めたシールでデコレーションしたオーナメントで飾りつけました。
みんなで飾り付けたクリスマスツリーに囲まれた会場はさらにクリスマスムードが増し、
次の工作の時間では、スノードーム作りに挑戦。それぞれがお気に入りの瓶を選び、色とりどりのラメを瓶の中に入れていきます。合成のり入りの水を入れる作業は召使トナカイも手伝い、自分だけのスノードームが完成!子どもたちは、何度も振りながら嬉しそうにスノードームが煌めく姿を眺めていました。
最後のプログラムとなった体育の時間は、チーム対抗でボッチャを行いました。今回はクリスマスの特別ルールとして、ツリーとケーキそしてサンタの的を狙います。弾まず転がりにいくボッチャのボールに、はじめは狙った場所に投げられなかった子どもたちも徐々にコツをつかみ、的の中にボールを入れられるように。高得点を得られた投球には、敵味方問わず歓声が上がりました。
障害の有無や国籍、世代を超えて
クリスマスはみんなで楽しもう!
約2時間のプログラムも、工夫された内容と学生たちの盛り上げであっという間に終わりの時間に。冒頭にも登場した校長サンタが再び登場し、参加者に修了証と一人前のサンタになった証のメダルをプレゼントしました。
本イベントは子どもだけではなく、近隣に居住していればどなたでも参加でき、多世代、多国籍での交流をめざしました。
今回は16組40名が参加。なかには聴覚障害のある方もいらっしゃったため、2名の手話通訳者にもご協力いただき、全員で楽しい時間を共有することができました。
「毎年、学生達が提案するコンセプトを私自身も楽しみにしています。また、今年は障害のある方も当たり前のように楽しめる内容について試行錯誤を繰り返し、アイデアを出し合い準備を進めていきました。当日は参加者の皆さんの笑顔や声かけ、また手話通訳者の方の献身的なサポートもあり、とても良い時間を共に過ごすことが出来ました。関わって下さったすべての方に感謝申し上げます」(黒岩准教授)
今後も日本女子大学社会連携教育センターでは、地域や企業と連携し、学生の学びを深めていく取り組みを進めてまいります。